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第129回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート         ~春への憧れ vol.XVII~

音楽は平和の価値を教えてくれる・・・シルヴェストロフ(ウクライナ作曲家)

待ちに待った 桜咲く春がやってきました。コロナもまだまだ納まりませんが、私たちの生活も制約はあるものの少しずつ戻りつつあるように思います。しかし、一方で考えもしなかった侵略戦争が起こり戦争の本質と、平和の大切さを思い知らされています。一日も早く戦争が終わり、世界のすべての人が心から音楽の喜びを共有できるときが来ることを願いながら、若い芸術家を応援するギャラリーコンサートを続けていきたいと思います。恒例の阿部夫妻によるチャリティーコンサートのお知らせです。

第 129 回 OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート

『春への憧れ vol. XVII』

2022 年5 月 22日(日)15:00 開演14:30 開場                      フルート 阿部 博光  ピアノ  阿部 佳子                                             プログラム                                                 メンデルスゾーン 春の歌                                         マネス  タイスの瞑想曲                                    モンティ  チャルダッシュ                             A.F. ドップラー   愛の歌 op.20                                                      クーラウ   大協奏的ソナタop.38                         シャミナード  コンチェルティーノ

入場料 一般 3000円 学生 1500円 中学生以下無料

ギャラリーに、心に響き渡った若い二人の美しい歌声  第128回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート

音楽は平和の価値を教えてくれる・・・シルヴェストロフ(ウクライナ作曲家)

今年初めてのOKUIMIGAKUギャラリーコンサートは多くの皆さんの参加で始まりました。奥井則行が教鞭をとった旭ヶ丘高校出身で毎年のように全国コンクールで入賞していた合唱部の先輩、後輩のテノール歌手頓所里樹さんとソプラノ歌手髙橋茉耶さんの美しい歌声と葉美しい歌声と、素晴らしい伴奏の千葉晧司さんのコンサートでした。

プログラム

ロッシーニ作曲《音楽の夜会》より   頓所                               約束      La Promessa                                           饗宴      L’orgia                                              踊り     La Danza                                                                         ヴォルフ作曲    もう春だ  Er ist’s  髙橋                         別宮貞雄作曲    さくら横ちょう  髙橋                                     プッチーニ作曲         頓所                                  太陽と愛   Sole e Amore                                          魂の調べ   Canto d’anime                                            死とは?  Mori                      

グノー作曲《Roméo et Juliette》より   頓所・高橋                      私は夢に生きたい          Je veux vivrê                        ああ、太陽よ昇れ!      Ah, léve toi soleil !                     おお、秘的な夜よ、お願いだ!  O nuit divine, je                                                                 いいのよ、あなたを許しているわVa ! Je t’ai pardonné                                                 

二人は歌曲を丁寧にわかりやすく解説してくれました。ロミオとジュリエットでは頓所さんの解説で場面を思い浮かべながら二人の息の合ったアリアを聞くことができ、本当に楽しいコンサートでした。

私たちがこうして音楽のすばらしさを共有し心豊かになれるのは平和であることが一番の条件だと思います。現在ロシアのウクライナへの侵攻でロシアとウクライナの芸術家はつらい思いをしています。5月1日のEテレクラシック音楽館~今こそ平和の響きを~~ウクライナ侵攻・芸術家たちの戦い~分断と向き合う芸術家たちの日々を辛く悲しい思いで観ましたが、音楽は平和の価値を教えてくれること、私たちに希望を与えてくれることも教えられました。ベートーヴェンの交響曲第5を聞きながらベートーヴェンの言葉の重みを感じました。

出来る限り善を行い何物にもまして自由を愛し、王座の元であろうと断じて真理を裏切るまい、真実から目を背けるなかれ!