音楽は平和の価値を教えてくれる・・・シルヴェストロフ(ウクライナ作曲家)
今年初めてのOKUIMIGAKUギャラリーコンサートは多くの皆さんの参加で始まりました。奥井則行が教鞭をとった旭ヶ丘高校出身で毎年のように全国コンクールで入賞していた合唱部の先輩、後輩のテノール歌手頓所里樹さんとソプラノ歌手髙橋茉耶さんの美しい歌声と葉美しい歌声と、素晴らしい伴奏の千葉晧司さんのコンサートでした。
プログラム
ロッシーニ作曲《音楽の夜会》より 頓所 約束 La Promessa 饗宴 L’orgia 踊り La Danza ヴォルフ作曲 もう春だ Er ist’s 髙橋 別宮貞雄作曲 さくら横ちょう 髙橋 プッチーニ作曲 頓所 太陽と愛 Sole e Amore 魂の調べ Canto d’anime 死とは? Mori
グノー作曲《Roméo et Juliette》より 頓所・高橋 私は夢に生きたい Je veux vivrê ああ、太陽よ昇れ! Ah, léve toi soleil ! おお、秘的な夜よ、お願いだ! O nuit divine, je いいのよ、あなたを許しているわVa ! Je t’ai pardonné
二人は歌曲を丁寧にわかりやすく解説してくれました。ロミオとジュリエットでは頓所さんの解説で場面を思い浮かべながら二人の息の合ったアリアを聞くことができ、本当に楽しいコンサートでした。
私たちがこうして音楽のすばらしさを共有し心豊かになれるのは平和であることが一番の条件だと思います。現在ロシアのウクライナへの侵攻でロシアとウクライナの芸術家はつらい思いをしています。5月1日のEテレクラシック音楽館~今こそ平和の響きを~~ウクライナ侵攻・芸術家たちの戦い~分断と向き合う芸術家たちの日々を辛く悲しい思いで観ましたが、音楽は平和の価値を教えてくれること、私たちに希望を与えてくれることも教えられました。ベートーヴェンの交響曲第5を聞きながらベートーヴェンの言葉の重みを感じました。