第117回OKUI MIGAKKUギャラリーコンサートは3人のチェリストが上原先生に心を込めてささげた魂のコンサートでした。
たくさんの方の入場があり、熱気あふれる会場となりました。
program
ハイドン:ディベルティメントニ長調
シューマン:トロイメライ
Max d’ollone : Andante et scherzo
パッヘルベル:シャコンヌ
ビゼー: カルメンから
最初はバッハの主よ 人の望みのよろこびよから始まった息の合った3人のチェロの調べ
ハイドンの明るい曲、シューマンのなじみ深いやさしいトロイメライの後はあまり聴かれることのないマクス ドローヌの現在的な曲に心打たれた3人の演奏でした。
息子 理は「絵や芸術を求めるのなら命を懸けてやらないといけない・・・・・・芸術はある意味ではスポーツよりも激しく攻撃的で情熱的なものだ・・・・・・芸術とはその人の情熱と人生の魂だ。」と書き遺していますが、そのような芸術に魂を揺さぶられることを感じました。
休憩後阿部先生の3人へのインタビュー。3人の上原先生に指導してもらった子供時代のエピソードや上原先生の話から上原先生の弟子たちへの愛情と弟子たちの先生への強い尊敬の気持ちを感じ、ほっこりした気持ちになりました。
インタビューの後はパッヘルベルのシャコンヌから始まりました。パッヘルベルのカノンはなじみのある曲ですが、シャコンヌもまた美しい曲で3人の息の合った演奏に魅了されました。そしてビゼーのカルメンよりではオペラの世界に引き込まれるようでした。
アンコールは趣が変わってジブリとルパンとアニメの世界に。3人のこれからの活躍が楽しみです。