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第123回ギャラリーコンサート秋ですが春の温かさ感じさせるコンサートでした

コロナ禍で春のコンサートが秋にやっと開催することができました。
ソーシャルディスタンスを守り、マスクを着用し、2回に分けての公演でしたが、久しぶりの生演奏に参加の皆さんの帰るときの顔の明るさがまぶしいくらいでした。

プログラム
♪ メンデルスゾーン: 春の歌 op.62 Fl:阿部博光 Pf:阿部佳子
♪ ベートーヴェン : ロマンス ヘ長調 op.50Fl:阿部博光 Pf:阿部佳子
♪ 武満徹 : エアー Fl:阿部博光 朗読 奥井登代
♪ 松任谷由実 : 春よ来い Fl:阿部博光 Pf:阿部佳子
♪ 菅野よう子 : 花は咲くFl:阿部博光 Pf:阿部佳子
♪ ドップラー :ハンガリー田園幻想曲 Fl:阿部博光 Pf:阿部佳子


一滴の雫

   できるまでひたすらやる。
   できるようになったら
   それに絶対満足せず
   死ぬまでひたすらやる。
大河の水源でも、一滴の雫がぽたぽたと流れ落ちるだけ。
しかしそれが絶え間ない繰り返しで、朝も夜もいつでも一滴の雫がぽたぽた流れ落ち、
その結果が大河になっている。
 大きな木も、初めは小さな芽だった訳だけど、絶え間かい成長と食欲な根が大地をつかみ
ゆっくりゆっくり、しかし絶え間なく上と下に、ゆっくりゆっくりと
根や枝を伸ばすことで大きな木になるわけだ。
 僕もそれを目指すのだとしたら、自然に見習わなくてはいけない。
目先のことは気にせず、目の前の養分を吸収し続ける途中、少し大きくなったからといって、
どうこうというわけでもなく、やはりゆっくりゆっくり、しかし絶え間なく、
一つの場所を決めたら絶対にその場に張り付いて、どんなことが起きても、
生き返られる強い根を大地に張り巡らせることができなければいけない。
絶対死ぬまで満足しない。そうすれば自分の知らないうちに自分が大きくなっているはずだ。                  
目先の事で悩まず、焦らなくてもいいから、絶え間なく毎日毎日、雫を落していかなくては
いけない。
今の自分は、木でいえば芽なわけであり、芽というのはたくさん他にもあるわけで
ぁり、芽というのは環境次第で、どうにでもなるわけだから、今は本当に芽にでもなったつも
りで、ただひたすら根を張り巡らせることと、菓を一枚でも増やすことに毎日を使わねばなら
ない。そうしたら、いつか気が付いていたら自分にも、今まで見えなかった光が見えてくるか
も知れない。そうしたらその光を吸収して、また成長すればいい。(奥井理)

生まれて来たからこそ
すべては生まれて来たからこそなんだ。
人間ろして生まれて来たからこそすべてを知ることができる。
夏のまつわりつくようなけだるさ、ぬるさ
台風の後、厚い雲におおわれた
す青くすんだ何にもかえがたいあの空・・・そして太陽
地球の始めから終わりまで見届ける太陽
すべて生まれて来たから知ることができる。
文字だって、知識だって、絵だって、音楽だって
人間として生まれたからこそなんだ
夕陽に反射するビル街
生まれたことに意味があるんだ!
このままじゃ、絵描きになんてなれやしない。
毎日絵をかかないなんて絵描きじゃない。
絵は描くものであってみるものじゃない。


第119回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート〜ラルジュ弦楽四重奏団&高木玲音(ピアノ)〜

5月25日 土曜日 14:00開演 
「第119回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート」
〜ラルジュ弦楽四重奏団&高木玲音(ピアノ)〜
会場OKUI MIGAKKU ギャラリー

昨年第112回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートで若々しい演奏を披露してくれた桐朋学園大で学んでいたラルジュ弦楽四重奏団と一年下のピアノの高木君が再び聞かせてくれます。
ラルジュのメンバーは卒業し、それぞれの道を歩みだしました。桐朋で学んだ4年間の総決算です。
彼女たちの成長を楽しめる3つの大曲の披露します。
出演
ラルジュ弦楽四重奏団                                                     阿部 幸奈  Yukina Abe (ヴァイオリン・ヴィオラ)
北嶋 ゆり佳 Yurika Kitajima (ヴァイオリン・ヴィオラ)
二瓶 日歌  Haruka Nihei (チェロ)
山本 実希 Miki Yamamoto (ヴァイオリン・ヴィオラ)
ピアノ
高木 玲音 Reoto Takagi

プログラム
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K 136
Mozart : Divertiment for Strings D dur K 136
  Ⅰ. Allegro
  Ⅱ. Andante
  Ⅲ. Presto

1st:阿部 2nd:北嶋 Va:山本 Vc:二瓶

メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 作品13
 Mendelssohn : String Quartet No.2 a moll Op.13
  Ⅰ. Adagio – Allegro vivace
  Ⅱ. Adagio non lento
  Ⅲ. Intermezzo : Allegretto con moto – Allegro di molto
  Ⅳ. Presto

1st:阿部 2nd:北嶋 Va:山本 Vc:二瓶

ブラームス:ピアノ五重奏曲 へ短調 作品34
 Brahms : Piano Quintet f moll Op.34
  Ⅰ. Allegro non troppo
  Ⅱ. Andante , un poco Adagio
  Ⅲ. Scherzo : Allegro
  Ⅳ. Finale : Poco sostenuto – Allegro non troppo

1st:阿部 2nd:山本 Va:北嶋 Vc:二瓶 Pf:高木

入場料 一般2000円 学生1500円 中学生以下無料

3人のチェリストが紡ぎだす素晴らしい第117回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサートでした。

第117回OKUI MIGAKKUギャラリーコンサートは3人のチェリストが上原先生に心を込めてささげた魂のコンサートでした。
たくさんの方の入場があり、熱気あふれる会場となりました。
program
ハイドン:ディベルティメントニ長調
シューマン:トロイメライ
Max d’ollone : Andante et scherzo
パッヘルベル:シャコンヌ
ビゼー: カルメンから

最初はバッハの主よ 人の望みのよろこびよから始まった息の合った3人のチェロの調べ

ハイドンの明るい曲、シューマンのなじみ深いやさしいトロイメライの後はあまり聴かれることのないマクス ドローヌの現在的な曲に心打たれた3人の演奏でした。
息子 理は「絵や芸術を求めるのなら命を懸けてやらないといけない・・・・・・芸術はある意味ではスポーツよりも激しく攻撃的で情熱的なものだ・・・・・・芸術とはその人の情熱と人生の魂だ。」と書き遺していますが、そのような芸術に魂を揺さぶられることを感じました。
休憩後阿部先生の3人へのインタビュー。3人の上原先生に指導してもらった子供時代のエピソードや上原先生の話から上原先生の弟子たちへの愛情と弟子たちの先生への強い尊敬の気持ちを感じ、ほっこりした気持ちになりました。

インタビューの後はパッヘルベルのシャコンヌから始まりました。パッヘルベルのカノンはなじみのある曲ですが、シャコンヌもまた美しい曲で3人の息の合った演奏に魅了されました。そしてビゼーのカルメンよりではオペラの世界に引き込まれるようでした。
アンコールは趣が変わってジブリとルパンとアニメの世界に。3人のこれからの活躍が楽しみです。

第117回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート 3人のチェリストたち

春の訪れが早くなっている今年、今年初めてのOKUI MIGAKU ギャラリー コンサートのお知らせです。
第117回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート
「上原与四郎が育んだ三人のチェリストたち」
日時:4月7日(日)  開場14時30分 開演15時
会場:OKUI MIGAKUギャラリー

出演  髙木慶太  奥泉 貴圭  富岡廉太郎

3人は共に上原先生の指導を受け、現在東京で活躍しています。チラシをご覧ください。

プログラム
シューマン:トロイメライ
パッヘルベル:シャコンヌ
ハイドン:ディベルティメント    
ビゼー:カルメンから
Max d’Ollone: Andante et scherzo 他

入場料  一般2500円   学生1500円  中学生以下無料

心揺さぶられた4人のフルートによるオーケストラ・ワールド‼ 第116回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート

第116回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート 札響フルートセクション+阿部博光
4本のフルートによるオーケストラ・ワールド

   高橋聖純  札響首席フルーティスト
   野津雄太  札響副首席フルーティスト
   川口晃   札響フルーティスト
   阿部博光  北海道教育大学教授 フルーティスト

プログラム
♪ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第1番 ハ長調 op.46-1
1st 高橋聖純 2nd 野津雄太  Alto 川口晃  Bass 阿部博光

♪ドビュッシー:小組曲
1. 小舟にて 2. 行列 3. メヌエット 4. バレエ
1st阿部博光 2nd 野津雄太 3rd高橋聖純 Alto 川口晃

♪ラヴェル:マ・メール・ロア
1. 眠れる森の美女のパヴァーヌ
2. 親指小僧
3. 3. パゴダの女王レドロネット
4. 美女と野獣の対話
5. 妖精の園
1st 高橋聖純 2nd / Picc 野津雄太  Alto 川口晃  3 rd /Bass 阿部博光

♪ドヴォルザーク:交響曲第8番より第3楽章
1st阿部博光 2nd 野津雄太 3rd高橋聖純 Alto 川口晃

♪リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェーラザード」
より第3楽章《若い王子と王女》
1st 高橋聖純 2nd / Picc野津雄太  Alto 川口晃  Bass 阿部博光

♪サンサーンス:交響曲第3番より アダージヨ
1st 高橋聖純 2nd 野津雄太  Alto 川口晃  Bass 阿部博光
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番              
1st高橋聖純 2nd / Picc野津雄太  Alto 川口晃 3 rd /Bass 阿部博光

曲によって野津さんはピッコロに、阿部先生はバスフルートにと持ち替え大変そうでしたが、わたしたちは響き、音の幅を楽しむことができました。
フルート奏者100人ほどでのフルートオーケストラを聞いたことがありましが、4人で奏でるフルートで交響曲の広がりと深みを満喫させていただいたように思います。

素晴らしい演奏の感動も冷めやらないままパーティに。

(パーティー料理の写真を撮ろうと思った時には残り少なくなっているのです。)
今年も自家製の燻製、ベーコン、ハム、スモークサーモンの料理でした。ハムと生野菜、ホタテのベーコン巻き、アスパラのベーコン巻き、ベーコンと野菜のキッシュ、ベーコンとじゃがいもと玉ねぎのチーズ焼き、スモークサーモンアボガドのせ、スモークサーモンのマリネ、カボチャスープ、やぎやの石窯パン、スモークサーモンのディップ、アドガボのディップでした。約70人の参加者の皆さんには決して十分ではありませんでしたが、出演者と親しくお話しし、初めて会った音楽好き達が楽しく語り合えるそんな素敵な空間ができていることは阿部先生ご夫妻の長きにわたるご尽力のおかげと感謝し、その機会を作ってくれた亡き息子に御礼です。そしてお世辞でも「お料理、みんなおいしかったよ。」と声をかけてくれる優しい参加者に準備の疲れも吹っ飛びました。ギャラリーコンサートで演奏してくださる方々の素晴らしさはもちろんのこと、コンサートを聴きに来てくださる方々の温かさにいつも感心させられています。音楽の力ってすごいなと思います。

北海道胆振東部地震災害義援金協力ありがとうございました。

第115回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートにおいて北海道胆振東部地震災害義援金の協力を呼び掛けたところ3000円集まりました。
報告が遅くなりましたが、10月1日郵便曲から日赤に送金致しましたのでご報告いたします。ご協力ありがとうございました。

第116回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート 札響フルートセクション+阿部博光

第116回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート 札響フルートセクション+阿部博光
4本のフルートによるオーケストラ・ワールド

2018年 12月15日(土)18:30分~

OKUI MIGAKUギャラリーコンサートのクリスマスコンサートはコーディネーターの阿部博光さんと札響のメンバーの共演が高齢になっていますが、
今年のクリスマスコンサート第116回も豪華なコンサートです。

出演
高橋聖純 札響首席フルート奏者
野津雄太 札響副首席フルート奏者
川口晃  札響フルート奏者
阿部博光 北海道教育大岩見沢校教授 札響評議員

ドビュッシー:小組曲
ラヴェル:マ・メール・ロア
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番

(都合により曲目を変更することがあります)

コンサート終了後恒例のクリスマスパーティーを実施します。
自家製ハムなど手製のお料理を用意しています。
入場料 一般 3500円  学生2000円  中学生以下500円(パーティー代を含む)
 予約をお願いします。
連絡先  OKUI MIGAKU ギャラリー ☎ 521-3540  ✉ toyookui@jcom.home.ne.jp

第115回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート ヨーロッパの香りが漂うようなピアノデュオ

第115回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートは9月29日三上絵里香さんと中村育さんを迎え、素敵なピアノの調べに包まれました。

お二人は札幌で友の幼いころから一緒にピアノを習い、ともに愛知芸大に学び、三上さんはドイツに渡り、ケルン音楽大学院への交換留学を経て、ミュンヘン国立音楽大学修士課程現代音楽科及び同大学院マイスタークラスの両課程を首席で修了。2017年帰国。現在は札幌で活躍中。中村さんは2018年7月にハンブルク音楽演劇大学Konzertexamen課程修了。ドイツ国家演奏家資格を取得。現在、ハンブルクを中心に演奏活動を行い、ハンブルク音楽演劇大学非常勤講師を務める。

プログラム
ラヴェル: マ・メール・ロワ
1. 眠れる森の美女のパヴァーヌ
2. 親指小僧
3. パゴダの女王レドロネット
4. 美女と野獣の対話
5. 妖精の園     
 
リスト: 巡礼の年 第2年「イタリア」S.161よりダンテを読んで-ソナタ風幻想曲

シューベルト: ピアノソナタ イ長調
 作品120 D664

ドヴォルザーク: スラヴ舞曲集 第1集作品46
より第1番、第4番
第2集作品72より第1番、第2番、第7番 

ラヴェルの連弾は童話に基づく5つの小品を集めた簡潔で親しみやすい作品。幼い時から一緒にピアノを習っていた二人の息の合った演奏は大人にとお手も安らぎを感じる曲でした。

三上絵里香さんのソロはリストがイタリアに滞在したときのイタリアの印象を曲にしたもの。目を閉じるとイタリアの絵画や風景画が想像されます。

中村育さんのソロは。感情豊かな演奏にシューベルトの優しさを感じる演奏でした。

最後はドヴォルザークのスラブ舞曲集。二人の息の合った連弾で生き生きとした演奏で楽しみました。

連弾の魅力とお二人の個性を楽しめた楽しいコンサートでした。

戦 争 と 子 ど も た ち ~戦争児童文学の朗読と北海道空襲のお話~

先の戦争で子どもたちに何が起きたのか
北海道空襲やナチス政権下を生きた作家たちが時代の証言者として語り伝える物語
昨年は北海道空襲べなくなった子供たちの物語「あの子たちがいた7月」の著者菊地慶一氏の講演とその本の朗読を開催し、心に残る会となりました。
今年もまた戦争による罪もない命が奪われる事実、そして戦争が子供たちに残した大きな心の傷・・・そんな戦争の真実の姿を今こそ戦争を知らない世代、そして子どもたちへ語り次ぎたいと
企画しました。
7月9日 (日)
14:00~16:00
奥井 理 ギャラリー
(札幌市中央区旭ケ丘5丁目6-61)
出演   朗読グル-プ「ミモザの会」
森の声・簪組/ほか
更科 理恵(ハ-プ)
工藤ひろ子(オカリナ)
講演 菊地 慶一

作品朗読
・菊地慶一著「あの子たちがいた七月」より
『ハマナスのかげで』       山内 紀子
・G・パウゼヴァング著・高田ゆみ子訳「そこに僕らは居合わせた」より
『お手本』     田中 瑞枝、宮野入恵美子
『輝かしき栄誉』 工藤ひろ子、森田 真弓
詩と音楽
・原民喜、峠三吉、奥井理、他の詩   (朗読)    水谷恵美子
                   (ハープ)   更科 理恵  
                   (オカリナ)  工藤ひろ子
講演
『戦時の少国民と空襲』                 菊地 慶一

入場料    1000円 ※小中学生・障がいのある方とその介助者無料
予約・お問い合わせ    同ギャラリ- ☎(011)521-3540 ✉toyookui@jcom.home.ne.jp
主催 「戦争と子どもたち」を語る会   共催  OKUI MIGAKU ギャラリー    後援  札幌市・札幌市教育委員会