第130回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートのお知らせ   川口 莉奈フルートコンサート 

~コロナ禍に学んだ作品とともに~

9月3日(土) 15時開演 14時30分開場

フルート 川口 莉奈   ピアノ 大塚 茜

コロナ禍で思うように演奏活動ができなかった演奏家の皆さん、その中で次の活動にむけて前向きに多くの曲を学んできた川口さんの演奏会です。今回のプログラムは一度は聞いたことがある、親しみのあるプログラムになっています。札幌出身で同じ大学で学んだふたりの息の合った演奏が期待されます。

入場料 一般 2500 円 学生 1000 円 中学生以下無料

現在コロナ感染が拡大していますが、十分な対策を実施します。

第126回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート『春への憧れ vol.XVI』開催

5月に予定していた恒例の今年度のOKUI MIGAKUギャラリーコンサート、阿部夫妻のコンサート『春への憧れ』が今年もコロナ感染第4波により延期を決めました。現在まん延重点措置も解除されましたが、インド型の感染の影響で再び増加傾向になっているものの、ワクチンの接種も進みつつありますので秋に開催することに決まりました。待ちに待ったコンサート、皆様と美しい音楽の世界を共有したいと思います。

   第126回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート     『春への憧れ vol.XVI』
10月31日(日)15:00開演 14:30開場
フルート 阿部博光
ピアノ  阿部佳子
プログラム
メンデルスゾーン :春の歌
ドニゼッティ:ソナタ
クーラウ:幻想曲 第一番作品31
ジュナン:椿姫の主題による幻想曲 他
入場料 一般3000円 学生1500円 中学生以下無料
要 予約 (電話 521-3540 toyookui@jcom.home.ne.jp)

核兵器禁止条約元年、戦後76年の夏に―『北の里から平和の祈り』原画とナガサキ原爆版画展

札幌に被爆の現実を伝える「ノーモア・ヒバクシャ会館」があるのをご存知ですか。  長崎で被爆した7歳のまり子さんが両親を失い祖母と祖母の故郷の札幌に親戚を頼って海を渡ってやまり子さんと同じようにまり子さんと同じように広島や長崎から家族、家を失った多くの被爆者の方々が故郷の北海道に来られました。絵本「北の里から平和の祈り」(文・こやま陽子 絵・藤本史郎)は北海道に渡った被爆者たちが被爆の不安と生活の苦労の中で被爆者の悩みを語り、戦争の悲劇を伝える場所が欲しいと運動が始まり、実現した物語です。その原画を展示し、4歳のとき長崎で被爆した函館の版画家平方亮三さんの作品も展示します。平方亮三さんは、棟方志功らが始めた日本板画院に所属する版画家です。函館に住んで今なお創作活動を続けています。

会期中には下記の関連行事が開かれます。

★7/24「『北の里から平和の祈り』が問いかけるもの-原爆・戦争の絵本に触れて-」     

★7/25「松田ひとえ・平和の祈りコンサート」

下のチラシをご覧ください

26年前の7月17日突然私たちの前から去った奥井理(みがく)が中学の卒業文集に書いた作文です。優しく正義感の強かった彼の思いを彼のギャラリーで実現できてきっと遠くからうれしそうな笑顔で見つめていてくれていることと思います。

僕、今生きています。       奥井 理

今、僕は生きています。だけど生きてる心地というか、生きてる感じというのがあまりわかりません。誰にも未来は、わからない。この世は偶然の世界だと感じています。   何かの拍子に地球ができて、人間が生まれ、そして僕がいる。そして、過去には、決して戻れない。が、その過去も、みんなにでたらめを教えれば、それが真実となり、真実がでたらめになる。人間の世界なんて、そんなもんだ。起きたことも、誰かが、そこで嘘を言えば、それが事実になる。自分たちが不利になるようなことは、言いたがらない。そんなことでいいんだろうか。
去年、NHKでもモザンビークという国の内戦のことを取り上げた番組をやっていた。モザ村の人たちを虐殺し、子供たちを奪いとり、ゲリラの武器にしているのだ。子供たちは、ゲリラに洗脳されて、人間の理性を無くし、武器として戦っている。ゲリラの子供たちは政府で保護されている。専用の施設に入って人間として生きていけるようになったら家庭に戻ったり、家庭の無い子はもらわれていく。だけど子供たちの心の傷は一生残ります。僕はショックでした。僕たちの生きてる地球で、そんな事が起きているとは思いもしなかった。
平和というものが、どれだけ大切かわかったような気がした。
今、本当に平和ということが問われている。湾岸戦争で、日本人が何をするべきか、
唯-の被爆国である日本が先頭に立って、戦争を反対しなければならないのに、アメリカにべコペコして、自衛隊を派遣しようとしたり、たくさんのお金を、戦争のためにつぎ込んだりしている。戦争だからしょうがないんだで済まされるのでしょうか。
罪の無い人が殺しあい、それが許されるのか。
日本は今、憲法を変えてまで戦争をしたがっている。
一度ゆるめれば、もう歯止めははきかなくなる。
みんな平和のために立ち上がれ。
                         1991 理15歳

緊急のお知らせ

第126回 OKUI MIGAKU ギャラリーコンサートの延期について

東京、大阪等にコロナの緊急事態宣言が出されることになり、札幌も感染増加傾向がみられ、変異株の感染率が増加しています。十分なコロナ対策をしておりますが、感染力の高い変異株の心配もあり、阿部ご夫妻とご相談のうえ、延期することにいたしました。

大変残念なことではありますが、感染数が落ち着いてきたころに心配なくコンサートを楽しみたいと思います。宜しくお願いいたします。

第125回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート ピアノトリオを楽しみました。

第125回OKUIMIGAKUギャラリーコンサート
ピアノトリオ ―春の訪れに―
ヴァイオ   井土萌木
ピアノ    小板橋沙里
チェロ    神田尚己
昨年6月に予定していたコンサートが中止になり、待ちかねたコンサートです。
三重県の井土さんは愛知芸大を卒業し、大好きな北海道に。札幌を中心に演奏活動をし現在、北海道教育大学大学院科目等履修生。
埼玉出身の神田さんは成城大学を卒業し、北海道教育大岩見沢校を今年卒業。チェロを20歳から始めたという変わり種。
小板橋さんは札幌出身で教育大岩見沢校出身で現在札幌を中心に演奏会、指導に活躍。3人がモーツァルトとシューベルトの大作に挑みました。

プログラム
モーツァルト : ピアノトリオ KV.542
ホ長調
第1楽章 Allegro
第2楽章 Andante grazioso
第3楽章 Allegro

モーツァルト :ピアノトリオ KV.548
ハ長調
第1楽章 Allegro
第2楽章 Andante cantabile
第3楽章 Allegro

シューベルト:ピアノトリオD.898 op.99  変ロ長調
第1楽章 Allegro moderato
第2楽章 Andante un poco mosso
第3楽章 Scherzo
第4楽章 Rondo

演奏者も息も会い楽しんでいるのが伝わり、春の訪れを感じさせる日和に気持ちいいギャラリーの空気が流れていました。
演奏者の表情もまじかに感じられるサロンコンサートはいつも心に美しい響きがじかに心に響きます。
いつものように演奏の合間にコーディネーターの阿部博光先生の演者へのインタビューも教育大の3人の先生として温かい言葉にに会場の雰囲気も和らぎます。これもサロンコンサートの良さです。



第130回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートのお知らせ   川口 莉奈フルートコンサート 

~コロナ禍に学んだ作品とともに~

9月3日(土) 15時開演 14時30分開場

フルート 川口 莉奈   ピアノ 大塚 茜

コロナ禍で思うように演奏活動ができなかった演奏家の皆さん、その中で次の活動にむけて前向きに多くの曲を学んできた川口さんの演奏会です。今回のプログラムは一度は聞いたことがある、親しみのあるプログラムになっています。札幌出身で同じ大学で学んだふたりの息の合った演奏が期待されます。

入場料 一般 2500 円 学生 1000 円 中学生以下無料



第123回ギャラリーコンサート秋ですが春の温かさ感じさせるコンサートでした

コロナ禍で春のコンサートが秋にやっと開催することができました。
ソーシャルディスタンスを守り、マスクを着用し、2回に分けての公演でしたが、久しぶりの生演奏に参加の皆さんの帰るときの顔の明るさがまぶしいくらいでした。

プログラム
♪ メンデルスゾーン: 春の歌 op.62 Fl:阿部博光 Pf:阿部佳子
♪ ベートーヴェン : ロマンス ヘ長調 op.50Fl:阿部博光 Pf:阿部佳子
♪ 武満徹 : エアー Fl:阿部博光 朗読 奥井登代
♪ 松任谷由実 : 春よ来い Fl:阿部博光 Pf:阿部佳子
♪ 菅野よう子 : 花は咲くFl:阿部博光 Pf:阿部佳子
♪ ドップラー :ハンガリー田園幻想曲 Fl:阿部博光 Pf:阿部佳子


一滴の雫

   できるまでひたすらやる。
   できるようになったら
   それに絶対満足せず
   死ぬまでひたすらやる。
大河の水源でも、一滴の雫がぽたぽたと流れ落ちるだけ。
しかしそれが絶え間ない繰り返しで、朝も夜もいつでも一滴の雫がぽたぽた流れ落ち、
その結果が大河になっている。
 大きな木も、初めは小さな芽だった訳だけど、絶え間かい成長と食欲な根が大地をつかみ
ゆっくりゆっくり、しかし絶え間なく上と下に、ゆっくりゆっくりと
根や枝を伸ばすことで大きな木になるわけだ。
 僕もそれを目指すのだとしたら、自然に見習わなくてはいけない。
目先のことは気にせず、目の前の養分を吸収し続ける途中、少し大きくなったからといって、
どうこうというわけでもなく、やはりゆっくりゆっくり、しかし絶え間なく、
一つの場所を決めたら絶対にその場に張り付いて、どんなことが起きても、
生き返られる強い根を大地に張り巡らせることができなければいけない。
絶対死ぬまで満足しない。そうすれば自分の知らないうちに自分が大きくなっているはずだ。                  
目先の事で悩まず、焦らなくてもいいから、絶え間なく毎日毎日、雫を落していかなくては
いけない。
今の自分は、木でいえば芽なわけであり、芽というのはたくさん他にもあるわけで
ぁり、芽というのは環境次第で、どうにでもなるわけだから、今は本当に芽にでもなったつも
りで、ただひたすら根を張り巡らせることと、菓を一枚でも増やすことに毎日を使わねばなら
ない。そうしたら、いつか気が付いていたら自分にも、今まで見えなかった光が見えてくるか
も知れない。そうしたらその光を吸収して、また成長すればいい。(奥井理)

生まれて来たからこそ
すべては生まれて来たからこそなんだ。
人間ろして生まれて来たからこそすべてを知ることができる。
夏のまつわりつくようなけだるさ、ぬるさ
台風の後、厚い雲におおわれた
す青くすんだ何にもかえがたいあの空・・・そして太陽
地球の始めから終わりまで見届ける太陽
すべて生まれて来たから知ることができる。
文字だって、知識だって、絵だって、音楽だって
人間として生まれたからこそなんだ
夕陽に反射するビル街
生まれたことに意味があるんだ!
このままじゃ、絵描きになんてなれやしない。
毎日絵をかかないなんて絵描きじゃない。
絵は描くものであってみるものじゃない。


第119回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート〜ラルジュ弦楽四重奏団&高木玲音(ピアノ)〜

5月25日 土曜日 14:00開演 
「第119回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート」
〜ラルジュ弦楽四重奏団&高木玲音(ピアノ)〜
会場OKUI MIGAKKU ギャラリー

昨年第112回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートで若々しい演奏を披露してくれた桐朋学園大で学んでいたラルジュ弦楽四重奏団と一年下のピアノの高木君が再び聞かせてくれます。
ラルジュのメンバーは卒業し、それぞれの道を歩みだしました。桐朋で学んだ4年間の総決算です。
彼女たちの成長を楽しめる3つの大曲の披露します。
出演
ラルジュ弦楽四重奏団                                                     阿部 幸奈  Yukina Abe (ヴァイオリン・ヴィオラ)
北嶋 ゆり佳 Yurika Kitajima (ヴァイオリン・ヴィオラ)
二瓶 日歌  Haruka Nihei (チェロ)
山本 実希 Miki Yamamoto (ヴァイオリン・ヴィオラ)
ピアノ
高木 玲音 Reoto Takagi

プログラム
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K 136
Mozart : Divertiment for Strings D dur K 136
  Ⅰ. Allegro
  Ⅱ. Andante
  Ⅲ. Presto

1st:阿部 2nd:北嶋 Va:山本 Vc:二瓶

メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 作品13
 Mendelssohn : String Quartet No.2 a moll Op.13
  Ⅰ. Adagio – Allegro vivace
  Ⅱ. Adagio non lento
  Ⅲ. Intermezzo : Allegretto con moto – Allegro di molto
  Ⅳ. Presto

1st:阿部 2nd:北嶋 Va:山本 Vc:二瓶

ブラームス:ピアノ五重奏曲 へ短調 作品34
 Brahms : Piano Quintet f moll Op.34
  Ⅰ. Allegro non troppo
  Ⅱ. Andante , un poco Adagio
  Ⅲ. Scherzo : Allegro
  Ⅳ. Finale : Poco sostenuto – Allegro non troppo

1st:阿部 2nd:山本 Va:北嶋 Vc:二瓶 Pf:高木

入場料 一般2000円 学生1500円 中学生以下無料

3人のチェリストが紡ぎだす素晴らしい第117回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサートでした。

第117回OKUI MIGAKKUギャラリーコンサートは3人のチェリストが上原先生に心を込めてささげた魂のコンサートでした。
たくさんの方の入場があり、熱気あふれる会場となりました。
program
ハイドン:ディベルティメントニ長調
シューマン:トロイメライ
Max d’ollone : Andante et scherzo
パッヘルベル:シャコンヌ
ビゼー: カルメンから

最初はバッハの主よ 人の望みのよろこびよから始まった息の合った3人のチェロの調べ

ハイドンの明るい曲、シューマンのなじみ深いやさしいトロイメライの後はあまり聴かれることのないマクス ドローヌの現在的な曲に心打たれた3人の演奏でした。
息子 理は「絵や芸術を求めるのなら命を懸けてやらないといけない・・・・・・芸術はある意味ではスポーツよりも激しく攻撃的で情熱的なものだ・・・・・・芸術とはその人の情熱と人生の魂だ。」と書き遺していますが、そのような芸術に魂を揺さぶられることを感じました。
休憩後阿部先生の3人へのインタビュー。3人の上原先生に指導してもらった子供時代のエピソードや上原先生の話から上原先生の弟子たちへの愛情と弟子たちの先生への強い尊敬の気持ちを感じ、ほっこりした気持ちになりました。

インタビューの後はパッヘルベルのシャコンヌから始まりました。パッヘルベルのカノンはなじみのある曲ですが、シャコンヌもまた美しい曲で3人の息の合った演奏に魅了されました。そしてビゼーのカルメンよりではオペラの世界に引き込まれるようでした。
アンコールは趣が変わってジブリとルパンとアニメの世界に。3人のこれからの活躍が楽しみです。