奥井 理ギャラリー朗読会 「戦禍とは」

2016年から毎年OKUI MIGAKUギャラリーで朗読サークルもみ座を中心に北海道空襲を調査した菊池恵一氏の著書などを朗読し、戦争の惨禍の真実を考える会を開いてきましたが、コロナ禍で3年ぶりの朗読会でした。ロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにし、改めて戦禍と何かを考えた朗読会でした。

井上二美著『サハリン物語 イヌ佐藤の星座』より「宵宮の日の豊原」                                   水谷恵美子           1945年8月22日のソ連の樺太空襲を経験、サハリンの戦中、戦後の樺太生活を描いた          樺太生活を描いた著書                                        

菊地慶一著『黄色い川-北海道戦後開拓・離農農民誌』            工藤ひろ子   戦後本州から空襲被災者や戦争から戻って元の生活の戻れなかった人たちが政府に政策で北海道開拓者として入植し、過酷な運命をたどった入植者から話を聞いた菊池氏の著書                           

・菊池慶一著『悲しみの夏~北海道空襲を忘れない』から 水谷恵美子 ハープ更科理恵                                                                                                                                                           

・加藤多一著『馬を洗って・・・』                   森田 真弓                       
兄が沖縄戦に召集され今も行方不明の加藤多一氏が兄を思い、戦争の不条理を描いた物語

・ハープ・ピアノ演奏「ダニー・ボーイ」など              更科 理恵  

井上二美著を読む
菊池慶一著を読む
加藤多一著を読む
ハープ演奏
オカリナとピアノの演奏

第132回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート

 〜出会いから50年を経て〜                             細川順三&阿部博光フルート・デユオコンサート

日時・2022年11月6日(日)開場・14時30分 開演・15時00分

細川順三氏は1973年、東京芸術大学を卒業。同年札幌交響楽団に入団し、スイスに留学後1986年、札幌交響楽団を退団し、1987年、NHK交響楽団に入団し、数々のステージで活躍し、2009年同楽団退団。その後も音楽大学等で後進の指導に当足られています。
OKUI MIGAKUギャラリーコンサートのコーディネーターの北海道教育大名誉教授阿部博光さんもその一人です。その出会いから50年に当たる今年、記念の師弟のコンサートが開かれます。このようなコンサートはまれで貴重なコンサートだと思います。師弟二人のフルーティストのコンサートを皆様とご一緒に楽しみたいと思います。

プログラム  

 T.ベーム:メンデルスゾーンとラハナーの主題による3つの変奏曲op.33

               Fl 細川順三  Fl 阿部博光  Pf 阿部佳子

J.ドゥメルスルマン:50のメロディアス・スタディより No.1.2.3.4

               Fl 阿部博光 

 R.シューマン:3つのロマンス op.94

               Fl 細川順三  Pf 阿部佳子

ゴーベール:ロマンス

               Fl 細川順三  Pf 阿部佳子

ライネッケ:バラード op.288

               Fl 阿部博光  Pf 阿部佳子

ベートーベン:ロマンス 第2番 へ長調  op.50

               Fl 細川順三  Fl 阿部博光  Pf 阿部佳子

入場料 一般 3000円   学生 2000円   中高生  無料 

                                      

 

 

 

 

 

 

 

 

第131回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート                阿部幸奈ヴァイオリンリサイタル                 ~故郷に想いを寄せて~                                                                                           

10月15日 (土 ) 15時開演

                         プログラム                                             

                            ヴィターリ:  シャコンヌ                                                                                                                   ベートーヴェン:   ヴァイオリンソナタ第7番 作品30-2 ハ短調                                                           ドビュッシー :   ヴァイオリンソナタ                                                                                               サン=サーンス :   序奏とロンドカプリチオーソ

阿部幸奈さんは桐朋学園在学中から仲間とカルテットで何回も出演されて私たちもその成長ぶりを頼もしく思っていました。今回初めてのリサイタルです。以前にギャラリーのコンサートで共演した高木玲音さんとのリサイタルに期待を膨らませています。                                      

10月15日第131回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート
第131回演奏者プロフィール

第130回OKUIMIGAKUギャラリーコンサートは若いフルーティストの美しくも強く心に響く演奏でした。

9月3日第130回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートはフルーティスト川口莉奈さんとピアニストの大塚茜さんのコンサート。このコロナ禍で演奏の機会が少なくなり、若い演奏家は大変な思いをする中で自由に演奏できる時が来ることを願い練習学びを積んだ成果を披露してくれました。

第130回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート                      

川口 莉奈フルートコンサート ~コロナ禍に学んだ作品と共に~                          プログラム                                        

バッハ : フルートソナタ 変ホ長調 BWV1031                       

モーツァルト : ロンド K.Anh.184                                           

ドップラー : ハンガリー田園幻想曲                        

ダマーズ   : 演奏会用ソナタ                           

プロコフィエフ : フルートソナタ

第130回OKUIMIGAKUギャラリーコンサート      コロナ対策をした会場でゆったりと美しいフルートの調べを楽しんだ参加者

第130回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート      夏を惜しむかのような濃い緑の森の木々を背景に二人の美しい演奏姿が映えます。

「戦禍」とは ・・・     奥井理ギャラリー朗読会       「戦争」を語る会  主催

9月10日(土)14:00~15:30  OKUI MIGAKUギャラリー ☎ 011-3540

コロナ禍の前、北海道空襲があった7月に戦争を考える朗読会を催してきました。今、ロシアのウクライナ侵略戦争は多くの罪のない市民が犠牲となっています。「戦禍」とは何かを目の前に突き付けられています。かつてこの北海道での戦争の現実をえがいた3冊の本から「戦禍」とは、そして平和を考えたいと思います。

朗読  工藤ひろ子、水谷恵美子、森田真弓

演奏  更科理恵 (ハープ・ピアノ)

第130回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートのお知らせ   川口 莉奈フルートコンサート 

~コロナ禍に学んだ作品とともに~

9月3日(土) 15時開演 14時30分開場

フルート 川口 莉奈   ピアノ 大塚 茜

コロナ禍で思うように演奏活動ができなかった演奏家の皆さん、その中で次の活動にむけて前向きに多くの曲を学んできた川口さんの演奏会です。今回のプログラムは一度は聞いたことがある、親しみのあるプログラムになっています。札幌出身で同じ大学で学んだふたりの息の合った演奏が期待されます。

入場料 一般 2500 円 学生 1000 円 中学生以下無料

現在コロナ感染が拡大していますが、十分な対策を実施します。

第129回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート『春への憧れVol.XVII』

コロナ禍づ春への憧れがこの2年秋に延長されてきました。 やっと今年は春に実施することができました。 阿部夫妻の息の合った演奏、今年は30分を超える協奏曲もあり、さらに心に響くコンサートでした。 ウクライナの作曲家がこのロシアの進行の中で音楽は平和の価値を教えてくれると言っていましたが、音楽には国境もなく誰もが等しく楽しみ、心を豊かにするもの、今回は阿部佳子さんの二人の4歳のかわいいお弟子さんもお客さんに。 熱心に聞く姿に一日でも早く戦争が終わって、この子たちの未来には戦争のない地球であることを願いながら聞いたコンサートでした。

フルート  阿部博光 ピアノ  阿部佳子

プログラム

♪ メンデルスゾーン   春の歌                            ♪ マスネ   タイスの瞑想曲                                          ♪ クーラウ 大協奏的ソナタイ短調 op.38                            第1楽章 Allegro  con passion                                 第2楽章 Scherzo Allgro assai                                                    第3楽章 Adagio                                                     第4楽章 Rond Allegro poco agitato                                                 ♪ A.F. ドップラー   愛の歌 op.20                          ♪ シェミナード   コンチェルティーノ 

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第129回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート         ~春への憧れ vol.XVII~

音楽は平和の価値を教えてくれる・・・シルヴェストロフ(ウクライナ作曲家)

待ちに待った 桜咲く春がやってきました。コロナもまだまだ納まりませんが、私たちの生活も制約はあるものの少しずつ戻りつつあるように思います。しかし、一方で考えもしなかった侵略戦争が起こり戦争の本質と、平和の大切さを思い知らされています。一日も早く戦争が終わり、世界のすべての人が心から音楽の喜びを共有できるときが来ることを願いながら、若い芸術家を応援するギャラリーコンサートを続けていきたいと思います。恒例の阿部夫妻によるチャリティーコンサートのお知らせです。

第 129 回 OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート

『春への憧れ vol. XVII』

2022 年5 月 22日(日)15:00 開演14:30 開場                      フルート 阿部 博光  ピアノ  阿部 佳子                                             プログラム                                                 メンデルスゾーン 春の歌                                         マネス  タイスの瞑想曲                                    モンティ  チャルダッシュ                             A.F. ドップラー   愛の歌 op.20                                                      クーラウ   大協奏的ソナタop.38                         シャミナード  コンチェルティーノ

入場料 一般 3000円 学生 1500円 中学生以下無料

ギャラリーに、心に響き渡った若い二人の美しい歌声  第128回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート

音楽は平和の価値を教えてくれる・・・シルヴェストロフ(ウクライナ作曲家)

今年初めてのOKUIMIGAKUギャラリーコンサートは多くの皆さんの参加で始まりました。奥井則行が教鞭をとった旭ヶ丘高校出身で毎年のように全国コンクールで入賞していた合唱部の先輩、後輩のテノール歌手頓所里樹さんとソプラノ歌手髙橋茉耶さんの美しい歌声と葉美しい歌声と、素晴らしい伴奏の千葉晧司さんのコンサートでした。

プログラム

ロッシーニ作曲《音楽の夜会》より   頓所                               約束      La Promessa                                           饗宴      L’orgia                                              踊り     La Danza                                                                         ヴォルフ作曲    もう春だ  Er ist’s  髙橋                         別宮貞雄作曲    さくら横ちょう  髙橋                                     プッチーニ作曲         頓所                                  太陽と愛   Sole e Amore                                          魂の調べ   Canto d’anime                                            死とは?  Mori                      

グノー作曲《Roméo et Juliette》より   頓所・高橋                      私は夢に生きたい          Je veux vivrê                        ああ、太陽よ昇れ!      Ah, léve toi soleil !                     おお、秘的な夜よ、お願いだ!  O nuit divine, je                                                                 いいのよ、あなたを許しているわVa ! Je t’ai pardonné                                                 

二人は歌曲を丁寧にわかりやすく解説してくれました。ロミオとジュリエットでは頓所さんの解説で場面を思い浮かべながら二人の息の合ったアリアを聞くことができ、本当に楽しいコンサートでした。

私たちがこうして音楽のすばらしさを共有し心豊かになれるのは平和であることが一番の条件だと思います。現在ロシアのウクライナへの侵攻でロシアとウクライナの芸術家はつらい思いをしています。5月1日のEテレクラシック音楽館~今こそ平和の響きを~~ウクライナ侵攻・芸術家たちの戦い~分断と向き合う芸術家たちの日々を辛く悲しい思いで観ましたが、音楽は平和の価値を教えてくれること、私たちに希望を与えてくれることも教えられました。ベートーヴェンの交響曲第5を聞きながらベートーヴェンの言葉の重みを感じました。

出来る限り善を行い何物にもまして自由を愛し、王座の元であろうと断じて真理を裏切るまい、真実から目を背けるなかれ!

第128回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート~頓所里樹テノールコンサート~

今年最初のコンサートです。旭ヶ丘高校出身の東京芸大大学院在籍のテノール歌手頓所里樹さんが札幌で初めてコンサートを開きます。ゲストには同じ旭丘高校出身のソプラノ歌手高橋茉耶さんを迎えます。伴奏は北海道教育大学出身でフランスに留学、札幌、東京で活躍されている千葉皓司さんです。

4月29日(金・休)14:00開演 13:30開場 

テノール:頓所里樹 ピアノ:千葉皓司 ソプラノ:高橋茉耶(ゲスト)

プログラム                                                                                                                                           G. ロッシーニ   《音楽の夜会》 より 
           約束
           饗宴
           踊り
別宮貞雄       さくら横ちょう  (髙橋)
H.ヴォルフ      もう春だ     (高橋)
C. グノー      《ロメオとジュリエット》 より
           Je veux vivre dans le rêve
           Ah, levé toi soleil!
           O nuit divine, je t’ implore
           Va! Je t’ ai pardonné

札幌出身の若い二人の歌手に応援をお願いします。                          

申込

 OKUI MIGAKUギャラリー 011-521-3540  toyookui@jcom.home.ne.jp