核兵器禁止条約元年、戦後76年の夏に―『北の里から平和の祈り』原画とナガサキ原爆版画展 展示

23日から始まった展示はとてもいい展示と評判です。戦争、原子爆弾の記憶が薄まる中で人類は二度と核兵器を持ってはならないことを被爆者の思いを描いた絵本やアート作品など様々な形でで訴えることの重要性を感じました。写真はクリックで大きくなります。

『北の里から平和の祈り』原画展

美しい絵本の原画 

平方亮三ナガサキ原爆版画展

 

細胞 生と死を思う     作品ー67R 故郷にねむる人たちへの鎮魂  憬 美しい光景のお彼方 

 

 

陶芸「広島」小児科医が描く原爆

広島出身で札幌在住の小児科医、陶芸家としても活躍する福山桂子さんは叔父が原爆死、叔母も原爆後遺症で命を奪われました。自らの平和への思いを土に託します。

              赤核×赤核=0     Blu Peace-bleeding decaying                                                                                                        and crying 4組の作品の一つ

核兵器禁止条約元年、戦後76年の夏に―『北の里から平和の祈り』原画とナガサキ原爆版画展

 

札幌に被爆の現実を伝える「ノーモア・ヒバクシャ会館」があるのをご存知ですか。  長崎で被爆した7歳のまり子さんが両親を失い祖母と祖母の故郷の札幌に親戚を頼って海を渡ってやまり子さんと同じようにまり子さんと同じように広島や長崎から家族、家を失った多くの被爆者の方々が故郷の北海道に来られました。絵本「北の里から平和の祈り」(文・こやま峰子 絵・藤本四郎)は北海道に渡った被爆者たちが被爆の不安と生活の苦労の中で被爆者の悩みを語り、戦争の悲劇を伝える場所が欲しいと運動が始まり、実現した物語です。その原画を展示し、4歳のとき長崎で被爆した函館の版画家平方亮三さんの作品も展示します。平方亮三さんは、棟方志功らが始めた日本板画院に所属する版画家です。函館に住んで今なお創作活動を続けています。

会期中には下記の関連行事が開かれます。

★7/24「『北の里から平和の祈り』が問いかけるもの-原爆・戦争の絵本に触れて-」     

★7/25「松田ひとえ・平和の祈りコンサート」

下のチラシをご覧ください

 

 

26年前の7月17日突然私たちの前から去った奥井理(みがく)が中学の卒業文集に書いた作文です。優しく正義感の強かった彼の思いを彼のギャラリーで実現できてきっと遠くからうれしそうな笑顔で見つめていてくれていることと思います。

僕、今生きています。       奥井 理

今、僕は生きています。だけど生きてる心地というか、生きてる感じというのがあまりわかりません。誰にも未来は、わからない。この世は偶然の世界だと感じています。   何かの拍子に地球ができて、人間が生まれ、そして僕がいる。そして、過去には、決して戻れない。が、その過去も、みんなにでたらめを教えれば、それが真実となり、真実がでたらめになる。人間の世界なんて、そんなもんだ。起きたことも、誰かが、そこで嘘を言えば、それが事実になる。自分たちが不利になるようなことは、言いたがらない。そんなことでいいんだろうか。
去年、NHKでもモザンビークという国の内戦のことを取り上げた番組をやっていた。モザ村の人たちを虐殺し、子供たちを奪いとり、ゲリラの武器にしているのだ。子供たちは、ゲリラに洗脳されて、人間の理性を無くし、武器として戦っている。ゲリラの子供たちは政府で保護されている。専用の施設に入って人間として生きていけるようになったら家庭に戻ったり、家庭の無い子はもらわれていく。だけど子供たちの心の傷は一生残ります。僕はショックでした。僕たちの生きてる地球で、そんな事が起きているとは思いもしなかった。
平和というものが、どれだけ大切かわかったような気がした。
今、本当に平和ということが問われている。湾岸戦争で、日本人が何をするべきか、
唯-の被爆国である日本が先頭に立って、戦争を反対しなければならないのに、アメリカにべコペコして、自衛隊を派遣しようとしたり、たくさんのお金を、戦争のためにつぎ込んだりしている。戦争だからしょうがないんだで済まされるのでしょうか。
罪の無い人が殺しあい、それが許されるのか。
日本は今、憲法を変えてまで戦争をしたがっている。
一度ゆるめれば、もう歯止めははきかなくなる。
みんな平和のために立ち上がれ。
                         1991 理15歳

第126回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート『春への憧れ vol.XVI』開催

5月に予定していた恒例の今年度のOKUI MIGAKUギャラリーコンサート、阿部夫妻のコンサート『春への憧れ』が今年もコロナ感染第4波により延期を決めました。現在まん延重点措置も解除されましたが、インド型の感染の影響で再び増加傾向になっているものの、ワクチンの接種も進みつつありますので秋に開催することに決まりました。待ちに待ったコンサート、皆様と美しい音楽の世界を共有したいと思います。

   第126回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート     『春への憧れ vol.XVI』
10月31日(日)15:00開演 14:30開場
フルート 阿部博光
ピアノ  阿部佳子
プログラム
メンデルスゾーン :春の歌
ドニゼッティ:ソナタ
クーラウ:幻想曲 第一番作品31
ジュナン:椿姫の主題による幻想曲 他
入場料 一般3000円 学生1500円 中学生以下無料
要 予約 (電話 521-3540 toyookui@jcom.home.ne.jp)

 

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緊急のお知らせ

第126回 OKUI MIGAKU ギャラリーコンサートの延期について

東京、大阪等にコロナの緊急事態宣言が出されることになり、札幌も感染増加傾向がみられ、変異株の感染率が増加しています。十分なコロナ対策をしておりますが、感染力の高い変異株の心配もあり、阿部ご夫妻とご相談のうえ、延期することにいたしました。

大変残念なことではありますが、感染数が落ち着いてきたころに心配なくコンサートを楽しみたいと思います。宜しくお願いいたします。

 

 

第126回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート『春への憧れvol.XVI』

第126回OKUI MIGAKU ギャラリーコンサートのお知らせ
今年度最初の OKUI MIGAKU ギャラリーコンサートは若い音楽家を応援する阿部博光・佳子夫妻によるチャリティーコンサート
から始まります。昨年はコロナ禍で秋に延期になりましたが、今年はコロナ対策を実施したうえで例年通り開催します。
コロナ禍の終息はまだではありますが、私たちは音楽を演奏者と聴衆が共有することができることの喜びがどんなに大きなものかを教えられました。OKUI MIGAKUギャラリーの小さな空間の意義も改めて知ることができました。
阿部ご夫妻を中心にこれからもOKUI MIGAKU ギャラリーコンサートを皆様とともに可能な限り育てていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

<strong>第126回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート 『春への憧れ vol.XVI 』
5月4日(火・祝)15:00開演
フルート 阿部博光
ピアノ  阿部佳子
プログラム
メンデルスゾーン :春の歌
ドニゼッティ:ソナタ
クーラウ:幻想曲 第一番作品31
ジュナン:椿姫の主題による幻想曲 他
入場料 一般3000円 学生1500円 中学生以下無料
要 予約 (電話 521-3540 toyookui@jcom.home.ne.jp)

第125回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート ピアノトリオを楽しみました。

第125回OKUIMIGAKUギャラリーコンサート
ピアノトリオ ―春の訪れに―
ヴァイオ   井土萌木
ピアノ    小板橋沙里
チェロ    神田尚己
昨年6月に予定していたコンサートが中止になり、待ちかねたコンサートです。
三重県の井土さんは愛知芸大を卒業し、大好きな北海道に。札幌を中心に演奏活動をし現在、北海道教育大学大学院科目等履修生。
埼玉出身の神田さんは成城大学を卒業し、北海道教育大岩見沢校を今年卒業。チェロを20歳から始めたという変わり種。
小板橋さんは札幌出身で教育大岩見沢校出身で現在札幌を中心に演奏会、指導に活躍。3人がモーツァルトとシューベルトの大作に挑みました。

プログラム
モーツァルト : ピアノトリオ KV.542
ホ長調
第1楽章 Allegro
第2楽章 Andante grazioso
第3楽章 Allegro

モーツァルト :ピアノトリオ KV.548
ハ長調
第1楽章 Allegro
第2楽章 Andante cantabile
第3楽章 Allegro

シューベルト:ピアノトリオD.898 op.99  変ロ長調
第1楽章 Allegro moderato
第2楽章 Andante un poco mosso
第3楽章 Scherzo
第4楽章 Rondo

演奏者も息も会い楽しんでいるのが伝わり、春の訪れを感じさせる日和に気持ちいいギャラリーの空気が流れていました。
演奏者の表情もまじかに感じられるサロンコンサートはいつも心に美しい響きがじかに心に響きます。
いつものように演奏の合間にコーディネーターの阿部博光先生の演者へのインタビューも教育大の3人の先生として温かい言葉にに会場の雰囲気も和らぎます。これもサロンコンサートの良さです。



第124回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート心を揺さぶる演奏でした

第125回 OKUI MIGAKU ギャラリコンサート
~KAON 弦楽四重奏団 in Sapporo~

2月27日5か月ぶりのOKUI MIGAKU ギャラリーコンサートは生の音楽への期待いっぱいの聴衆49人余りがが若いKAON四重奏団を
迎えました。桐朋学園大大学院修士課程のなかまたちです。

ヴァイオリン : 北田 千尋
ヴァイオリン : 阿部 幸奈
ヴィオラ: 大森 悠貴
チェロ : 二瓶日歌

♪ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章 『Langsamer Satz』

♪シューマン:弦楽四重奏曲第1番 作品41−1
イ短調
第1楽章 Andante espressivo-Allegro
第2楽章 Scherzo Presto-Intermezzo
第3楽章 Adagio
第4楽章 Presto-Moderato

♪ベートーヴェン;弦楽四重奏曲第9番
ハ長調 作品59-3 「ラズモフスキー第3番」
第1楽章 Andante con moto – Allegro vivace
第2楽章 Andante con moto quasi allegretto
第3楽章 Menuetto grazioso
第4楽章 Allegro molto

最初のウェーベルンの曲は彼が後に妻となる女性と旅行に行った後に作ったという美しくロマンチック曲。
2曲目は室内楽作品をを多く生み出したシューマンの自信作だったそうで、豊かな詩的情緒に満ちた心に響く曲
最後の曲はベートーヴェンのラズモフスキー第3番 この曲はチェロの二瓶さんの卒業論文に選んだ曲だそうで、交響曲的四重奏曲。大学院で研鑽を積んだ成果が生かされた素晴らしい演奏で、聴衆の心をとらえました、最後のベートーヴェンの四重奏曲は若者らしいエネルギッシュな演奏に心打たれ、励まされました。このコロナ禍の時期に心を取り戻し、生きる力を得たようなコンサートでした。4人の将来に期待です。

第125回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート ピアノトリオ

2月も中旬過ぎになり、春の気配を感じる日もあるようになり、札幌もコロナの感染が減少気味になってきました。
ギャラリーでもコロナ対策をしっかりとして安心して音楽を楽しめる環境を整え、今まで活動が制限されてきた音楽家を応援したいたいと思いますので音楽を愛する皆様、宜しくお願いします。

第125回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートのお知らせ
ピアノトリオ  ー春の訪れにー
現在北海道教育大学、大学院に学ぶ井土萌木(ヴァイオリン)神田尚己(チェロ)小板橋沙里(ピアノ)の若いピアノトリオがモーツァルトとシューベルトを美しく奏でます。

  2021年3月13日《土)開演15:00 開場14:30
  OKUI MIGAKU ギャラリー

   プログラム
   モーツァルト : ピアノトリオホ長調KV642
   モーツァルト : ピアノトリオハ長調KV548
   シューベルト : ピアノトリオ遍路町長Op.99 D898
 
 入場料 一般 2000円 学生1000円  

申込 OKUI MIGAKU ギャラリー 電話 011-521-3540  メール toyookui@jcom.home.ne.jp
予約をお願いします。

第124回OKUI MIGAKUギャラリーコンサート若い弦楽四重奏団です

「第125回 OKUI MIGAKU ギャラリーコンサート KAON 弦楽四重奏団 in Sapporo」
OKUI MIGAKUギャラリーコンサートを半年ぶりに開催します。
演奏はKAON弦楽四重奏団、桐朋学園大学院で学ぶアーティストの弦楽四重奏団の演奏です。
1月9日の阿部博光退官記念コンサートで美しいヴァイオリンの調べを披露した阿部幸奈さんたちです。
コロナ禍ではありますが、感染対策を実施し、定員を1/2にして実施します。
申し込み順になりますので001-521-354まで必ず予約をお願いします。
昨年は一回のOKUI MIGAKUギャラリーコンサートでしたが、コロナ禍で思うような活動ができなかった中で頑張ってきた若いアーティストたちが演奏する今年最初の第124回OKUI MIGAKUギャラリーコンサートです。
KAON弦楽四重奏団は桐朋学園大学大学院修士課程の4人が2019年4月に結成し、コロナにも負けず切磋琢磨してきたその成果を披露してくれます。
メンバー 北田 千尋  阿部幸奈:ヴァイオリン 大森悠貴:ヴィオラ 二瓶日歌:チェロ
プログラム 
     ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
      シューマン:弦楽四重奏曲第1番 イ短調 作品41-1
    ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59-3「ラズモフスキー第3番」

コロナ収束の道はまだまだ遠いようですが、コロナに負けず若い演奏者たちの演奏で心を豊かにし、希望を与えられるそんなプログラムのコンサートです。